2011年5月19日木曜日

石郷岡です。

私はどれくらいの利潤が出るのかを考えていました。
  たとえば、このプロジェクトに必要な金額がX だとすると、
  X の金額が回収できる年月をY として、
  Z を一日当たりの純利益と考えてみると、たとえば
  
  X =100,0000 Y = 1  

  だとしたら、
  一日で100万円の純利益を出さなければならないことになります。
  しかし、現実は何年も時間をかけて初期投資の金額を回収していきます。
  Y が1年だったら、100,0000 /365 なので、
  1日当たりで2740 円の利益を出せば、費用を回収できます。これをZ とします。

  たとえば、1日の来場者数が50人で入場料が500円だとするならば、
  50 × 500 = 2,5000 
  がZ になります。(実際には、さらに様々な経費が引かれる)

このことから推察するに、今回プロジェクトにかけられる金額を回収するのは、
相当量のZ がひつようになり、美術館の運営が立ち行かない理由がわかります。
しかし、今回作るのは、アートセンターなので、美術館だけではない複合施設です。
複合施設による利益、地域との連携で得られる利益、それらを総収入とします。

ただそれでも初期投資として使う費用を考えると、赤字にするのは避けたい額です。
入れる施設はどれもそれなりの収益を想定しなければなりません。
それを「初期投資の額」から考えてみます。

 初期投資・小(設備がほとんどいらない)
物産展、屋台、スポーツ場、コインパーキング、花屋、など

 初期投資・中(厨房や商品などの準備がいる)
飲食店、本屋、雑貨屋、カフェ、スポーツ施設、薬局、など

 初期投資・大(特殊な設備を必要とする)
映画館、カラオケ、果樹園、病院、ホテル、など

私個人としては、カフェは休日にバイトを雇って、平日は自販機だけでいいような気もするのですが、
予算があるのであれば、インテリアも商品も自由にきめていいと思います。
ただ、かつての常盤平団地の再現になることだけは、避けるべきです。

そして提案した「古書の展示」と「本屋」なのですが、初期投資額は古書一冊あたり、「40万~∞」
の世界なので、現実的ではありません。ただ間違えなく一流のものです。

また本を薦める根拠として、五◎駅から続いている商店街の終点にあるブックオフの後ろは、シャッター街であり、事実上ブックオフが商店街の流れを断ち切っています。
このブックオフの流れを変えるには、シャッター街に単体でブックオフと渡り合える商店が入るか、
ブックオフとシャッター街の商店の中身を入れ替えるか、シャッター街をなくす(たとえばブックオフの駐車場すれば維持コストがかからない)などの考えがあげられます。
ただ、
アートセンターとブックストアと書店の相性はとてもいいので、東集会所まで人の流れをつなげることが
できたなら、集客が見込めます。シャッター街から600m~800mの距離をどう導くか、何を作るのか単純にアートで道を作るのはいいかもしれないが、費用を運営費から出さなければならない。できれば自活したものを設置し、維持費を自活できるものが好ましい。(ちなみに最強は桜だ。)

それと規模を広くすると一つ一つの予算は安く済みそうですが、
合計すると莫大な量になる可能性があります。

東集会場、アートセンター、シャッター街、600~800mの歩道、OO平駅からの道、
私が考えに入れているのはこの範囲ですが、今後の展開から見ると、これだけで収まらないでしょう。

それで、肝心の展示場所ですが、私は建物の隣にあるプールの上にスターハウス(団地)を、
外見だけ同じものをつくり、部屋や階段をすべて空っぽにして、展示場所にすることを考えています。
「はりぼて団地」
今のところ入り方は考えていません、ワープです。

見た目だけ団地と同じというのは、景観を壊すことがなく団地の中に溶け込みます。
しかし、内側には何もないため、高い天井高と三箇所に分かれるスペースは、展示者ごとに分けられ、
展示するものの高さの制限も少なくてすみます。
デメリットは、搬入口が団地のドアと同じこと、内側からみるとあらぬところにベランダがあり、入れなくなっていたりします。

ただ、まだまだ試行錯誤の段階です。
こんなところです、失礼します。

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