2011年5月19日木曜日

海外の事例(ミュンスター)



・ミュンスター彫刻プロジェクト(Sculpture Projects Muenster)

 期間 2007.06.17-09.30

 会場 ミュンスター市内各所



・10年に一度開催される、街をステージにしたアートイベント。1977年に始まり、現在まで4回開催されている。60年代に市がヘンリー・ムーアの野外彫刻の寄贈を拒否したことから生じた公共性と芸術をめぐる議論が70年代にプロジェクトへと発展した。20世紀における彫刻のフォルムと意義に焦点を当て、アートと大衆、そして屋外の公共スペースの関係を問い、パブリックアートのコンセプト、意味合い、発展、最新の傾向について議論され将来の在り方を予想する場としての国際展として第一回が開催された。


芸術家が事前に街に滞在し、町の歴史や風景、都市の成り立ちや問題などをよくリサーチした上で作品と設置場所のアイディアを出し、滞在制作して作品を設置していく。シンポジウムやアーティストトークを行い、芸術家は住民の町や芸術に対する考えを理解し、住民はその作家の作品や意味や考えを理解する。芸術家は自分の作品を客観的に見直す機会になり、住民は作品が設置されることで街の風景を見ることで、自分の街に対する印象が変化するきっかけになる。また、芸術の効果や存在理由を考え、街に誇りを持つことにもつながる。


一部の作品以外の作品は撤去されるが、会期中でなくとも、パブリックアートとして永久展示され、住民の生活の一部となっている多くの作品をいつでも観ることができる。


ミュンスター彫刻プロジェクト 2007




山中

0 件のコメント:

コメントを投稿